2018-01-01から1年間の記事一覧
捨て寸(すてすん)というのは、足をシューズに入れた時一番長い指からの「余裕」のことをいいます。 上の図のように、シューズのつま先の形状によって、捨て寸の長さが違ってきます。 また、つま先の厚みが薄い場合と厚い場合の捨て寸の長さが違ってきます…
今回は、シュー・フィッティングです。 シュー・フィッティングとは、足にあったシューズをチェックするということです。 よく靴屋の店員さんがチェックをしてくれますが、自分でもある程度の感覚を持って、フィッティングをチェックされた方が良いかなと思…
黒い線がシューズラスト(靴型)、赤い線が足の形状です。 ラストは足に対して、余裕がある部分と、少し締め付ける部があり、 それはシューズの用途によって、設計されています。
今回は、足の測定位置と方法です。 足長=足の長さです。 踵から第二指を直線で結び、一番長い指の位置までを測ります。 足囲(ボールガース)=甲周りの長さです。 第一指と第五指の付け根の周回の長さを測ります。 足長は、シューズのサイズに当たります。…
出来上がったばかりのシューズは、ゴムがまだ生で安定していないためシューズごと加硫します。 シューズを台車に乗せ、加硫缶(かりゅうかん)に入れます。 温度120-130℃で約1時間加硫します。 加硫することによって、ゴムの弾性、強度が安定し、アッパーと…
アッパーをラストに被せて、つり込みます。 アッパーに接着剤を塗ってトゥキャップゴムを貼り付けます。 またアッパーに背着剤を塗って内貼りのテープゴムを貼り付けます。 ゴムのソールに接着剤を塗って貼り付けます。 外貼りの飾りテープゴムを貼り付けま…
昨日裁断した材料の部品を縫い合わせていきます。 表布と裏布を別々にまとめていき、後で表裏縫い合わせていきます。 そして、鳩目を打ち付け、つま先の部品と縫い合わせたら、アッパーの完成です。
型紙から、材料を裁断します。 アッパーの表材料には綿キャンバス(帆布)が多く使われています。 アッパーの裏材も綿布が多く用いられます。
型紙を作ります。 シンプルなシューズのアッパーなので、型紙数が比較的少ないです。
今回からは、シューズのバルカナイズ製法(=加硫製法ともいいます)についてです。 コンバーズに代表されるような、アッパーが綿布でソールがゴムのバスケットシューズです。 デザイン的にはシンプルですが、手作り感が満載なシュースで、とても味合い深い…
つり込んだアッパーに準備したソールの外郭線を描き、 アッパーとソールに接着剤を塗って、接着させます。 これでシューズが出来上がりました。 シューズの接着剤が乾燥したら、ラストを抜きます。 準備した中敷(インソール)を入れます。 そして、靴ひもを…
ソールの準備です。 アウトソール部は、ラバーです。 ミッドソール部は、EVAという素材で、モールドを用いて加工します。 アウトソールとミッドソールを接着剤で貼り合わせて、ソールの完成です。
今回のつり込みは、アッパーに中底を縫い付けて、ラストを入れる製法です。 前回のアッパーと中底に接着剤を塗って、アッパーを接着させる方法に比べ、工程的に楽なのですが、型紙作成が非常に難しくなります。
シューズのアッパー材料を裁断したものを縫製します。 つま先、甲部分から縫い合わせてまとめていきます。 次回は、完成したアッパーをつり込んでソールを貼っていきます。
作った型紙から、材料を裁断します。 シューズはいろいろな種類の材料を使用します。 各部品に機能が必要な材料を確認して裁断していきます。
昨日のシューズのラストに描いたデザイン線から、型紙を作ります。 そして、材料をそれぞれの型紙で裁断していきます。
前回は、アッパーのつり込み製法でのシューズの作り方を説明しましたが、 今回は、アッパーを袋式にしたシューズの製法を説明します。 同様にラストを決め、シューズのデザイン線を描いていきます。
新年明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 ^ ^